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SUCは龍谷大学瀬田学舎を拠点に長期型インターンシップに取り組むサークルです




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Skill Up Communication
拠点:龍谷大学 瀬田学舎 RECホール



2/3 リーダーシップ講座

2月3日に深草キャンパスで行われた、埼玉県立大学准教授の川田虎男さんが講師のリーダーシップ講座に参加してきました。「リーダー」や「チームを活性化させる参加の仕方」について座学やワークショップ形式で考える講義でした。

講義中の様子

さまざまな動機で参加した龍谷大学の約50名での講座です。残念なリーダー、理想のリーダーについてKJ法で出し合った後、講師の方にリーダーにとって必要な要素をお話しいただけました。さらにチームが機能するためにフォロワーに求められていることについて意見交換しました。ワークショップでは制限時間を毎回延長するほど活発的な意見交換をすることができた講座でした。

リーダーといえば、「カリスマ性があり、人を巻き込んで動ける人」というイメージがありました。しかし実際はそれだけでなく、もっと多彩なリーダーのカタチが求められていることがわかりました。この講座を通して「自分の目指したいリーダーのカタチ」や「リーダーを活かす参加のカタチ」について学ぶことができたので感想を交えて紹介したいと思います。

まず初めに、リーダーとリーダーシップの違いとは何か?
リーダー:目標を掲げ人を巻き込む人
リーダーシップ:目標を掲げて、人を巻き込むこと
人か機能かの違いですね。これを踏まえてブログを閲覧ください

行動理論の一つにPM理論というものがあります。P行動(目標達成行動)とM行動(集団維持行動)があり、この二つの役割を同時にこなせる力を持ったリーダーの下で働くフォロワーは高い満足感を実感しながら働くことができるようです。しかし、この二つの役割を一人二役で同時にこなすことができる人はなかなかいないと思います。そこでサブリーダーという存在が重要になります。
「やり手のボスとなだめ役の二人三脚で集団をまとめる!」

リーダーだけが集団のために行動するのではリーダーとして機能せず、フォロワーの積極的な関わり、チームとしての行動がなければなりません。リーダーだけでなくフォロワーの姿勢も考えていきたいですね。
ここでフォロワーとは、リーダーに影響を受ける人たちのことです。集団におけるリーダー・サブリーダー以外の人を主に指しています。
フォロワーの姿勢について、グループで議論する時間がありました。私のグループで議論していた内容は、「活発に意見してもらうこと」や「自分たちでも意思決定すること」が重要なのではないかということです。意見を言わず文句だけいうことが良くないということです。
フォロワー自身が自発的に、積極的に意見協働してくれることも大事ですが、リーダーが発言しやすい環境を作ることも大事ですね。
ここでの議論は時間が足りず、結論を出すことはできなかったので、この内容について色んな人と話すことができればなと思います。

SL理論という考えも出ましたが、ここでは省略します。気になる人はぜひ調べてみてください。この理論にもとても参考になる内容があります。

シェアドリーダーシップという現団的なリーダーシップ理論が出ました。この理論は特にSUCに最も合う方針なのではないかと考えています。シェアドリーダーシップとは、一人の公式リーダーがずっとリーダーシップを発揮するのではなく、複数のチームメンバーがリーダーシップを発揮し、場面に応じて指揮を取る人が変わっていくものです。

講義の後半で川田講師がワンピースに例えてわかりやすく説明してくださりました。
「麦わらのルフィは最新のリーダー論を実践していた?〜麦わら海賊団はシェアドリーダーシップ?」
リーダーシップの定義は「旗を掲げて、人を巻き込むこと」です。リーダーに求められる最初の仕事は夢を描くこと。描いた夢を高く掲げて他者に示し、夢の実現までの方法を言葉でしっかり共有することです。「海賊王になる!」という夢を掲げ、喜んできた仲間が夢を実現し始めることが理想型ですね。
「その人の能力を信頼する(信頼性)よりも、その人の意思を信頼する(信頼感)ことの方が人間関係では重要」
仲間の自覚や選択を大切にすることで「使われている感」「やらされている感」がなくなります。「人格的信頼」と「未来の可能性に対する信頼」の二つを持ちえたとき人は本物の信頼を勝ち取れます。いい言葉ですね。文章では紹介し切れないほどタメになるお話を聞くことができました。

他にも様々なお話がありましたが省略します。全てを書こうと思うと膨大な文章量になりますし、皆さんにもこのような講座を受講してみてほしいからです。PM理論とシェアドリーダーシップについてこのブログに書きましたが、ここで書いている内容はほんの一部です。それらについても自分たちでより詳しい内容を調べてほしいです。こういった調べることは「行動」です。リーダーになるために必要なことはこのような地道な行動をする力です。

最後に、フォロワーに求められるリーダー像は変化しています。万能なリーダーはいないし、生まれながらのリーダーもいません。時代によっても変化するし、個々人の個性によっても変化します。一人の公式リーダーがリーダーシップを発揮する時代から、一人一人がリーダーシップを発揮する時代になってきています。しかし、それでも変わることのないリーダーシップはあります。
・信頼される人であること
・みんなに「ついていきたい」「一緒にやりたい」と思われる人
・夢を描く人であること
・言葉で示し、発言に責任を持つ人
これらはリーダーには必ず求められることです。
リーダーはできる、できないではありません。行動するか、しないかです。
誰でも行動する勇気さえあればリーダーになれます。調べることは行動だ、と書きましたが、他にも行動になることはたくさんあります。自分でできることから少しずつ行動しましょう。
まずは自分なりのリーダー像を持つことから始め、自分らしいリーダーになれるよう、リーダーを目指すSUC生には頑張ってほしいです。


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