龍谷大学SUC 龍谷大学SUC

SUCは龍谷大学瀬田学舎を拠点に長期型インターンシップに取り組むサークルです




2025年7月
« 6月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
Skill Up Communication
拠点:龍谷大学 瀬田学舎 RECホール



7/25 Communication

Skill Up CommunicationのCの部分に焦点を当てます。
SUCでは専門の技術だけでなく、社会人としてのマナーやコミュニケーション能力の勉強にも取り組んでいます。
コミュニケーション能力がある人、と聞いたら話すのが上手い人を想像する人も多いかもしれません。もちろん話す力も重要ではありますが、それ以上に聞く力が重要となります。話すのが上手な人はある程度たくさんいますが、聞くのが上手い人はあまり多くはありません。
会話の盛り上がりを形成するのは聞き手です。

まぁ聞き上手が大事だということはなんとなく耳にしたことがあるかと思います。その上で上手い聞き方が分からない・間違えている人が多そうです。
正しい聞き方をできていないことが顕著に見られるのは会議の場です。
基本的に会議を好んで参加するという人は少ないと思います。会議が嫌だと感じる原因が何なのか、そこに聞き手の一番ダメな例があります。
それは聞き手の表情が仏頂面であることです。つまり無がある。
会議の場で進捗発表している人を仏頂面で眺めているわけです。発表を終え、質問があるかと聞いても仏頂面で答えません。もちろんそんな会議では話し合いが活発になることもなく、全体の雰囲気も良いとは言えないですよね。
そんな人が本当にいるのかと思うかもしれませんが、結構多いです。

では聞き上手になるにはどうすればいいのでしょうか。
明確な答えがあるものではなさそうですが、いくつか軽く挙げてみます。

①まずは頷きや相槌を活用しよう。
適度なうなずきや共感を示す相槌は、話し手に安心感を与え、話しやすい雰囲気にできます。ただし、頷きはどれだけやっても良いですが、相槌はやりすぎるとうるさいと思われてしまいます。
ちなみに頷くは肯くとも書きます。つまり頷きは相手を肯定しているのです。

②オーバーでも良いから笑おう。
頷きは相手を肯定していると書きましたが、肯定の最大表現は笑うことです。人に好かれる聞き上手は笑い上手でもあります。
笑顔は挨拶と同じく、相手より先出ししようとするのも良いかもしれません。知り合いとすれ違った時に相手が挨拶するまで挨拶しない、なんて人はあまりいないと思います。挨拶の場面ですでに出来ている先出しの精神を笑顔にも応用してみましょう。
先にこちらが笑うことで相手の不安を取り除き、相手も笑いやすくなります。
笑顔の先出し⇨話の温度に表情を合わせることを意識しましょう。

③否定を絶対にしない。
会話の主たる目的は相手と仲良くなることです(人や場面にもよるかと思いますが)。何を言われても「いいね」から入ってみましょう。たとえ意見が違っていても「いいね」から入ってみましょう。当たり前ですが、肯定してくれる人には色んなことを話したくなるし、否定する人にはだんだん話しかけなくなってしまいます。

これら以外にも調べれば聞き上手になる方法というのはいくらでも出てきます。
大半は当たり前のことだなと感じる人も多いかと存じます。実際、友達同士で会話している時にはこれが出来ている人も多いです。
しかし、会議の場になったら急にこれが出来なくなる人が大半なのです。会議が始まる数分前までは友達と笑顔で話していたのに、なぜか会議が始まると仏頂面になってしまうのです。
私はそこにコミュニケーションの難しさがあると感じています。

コミュニケーション能力がないと思っている人もいるかと思いますが、これは勉強と実践を繰り返せば自然と身につきます。実践した結果一度でも会話が盛り上がれば良い兆しです。その成功体験が自信となっていつかそれが当たり前にできるようになれます。マナーにも同じことが言えますね。

マナーという言葉にはどのような印象があるでしょうか。多くの人にとって、堅苦しくて難しい。あるいは、くだらない面倒なものだとか、無駄なしきたりだと感じている人もいるかもしれません。
どうしてもネガティブなイメージを抱かれやすいマナーですが、今回はビジネスマナーに焦点を当て、なぜ必要なのか確認してみましょう。

マナーの本来の目的は、相手への気遣い思いやることにあります。決して、ルールや決まりごとのように正解や不正解があるものではありません。にも関わらず、自分がどれだけマナーを知っているか、実行できるかで着飾るのはマナーとかけ離れています。
このように、マナーが形骸化している状態に嫌気がさして苦手に思う人も多くいることでしょう。

それでは、本来の目的から逸脱せず、ビジネスシーンでマナーがなぜ重要なのかを具体的に考えてみましょう。マナーは単なる「お作法」ではなく、円滑な人間関係を築き、最終的にはビジネスの成功に繋がるための強力なツールとなり得ます。

①信頼関係を構築しよう。
ビジネスマナーは、相手への敬意を示すコミュニケーションの一つです。挨拶の仕方、言葉遣い、身だしなみ、時間厳守といった基本的なマナーは、相手に「この人は信頼できる」という第一印象を与えます。特に初対面や重要な商談の場では、マナーがその後の関係性を左右する大きな要素となり得ることでしょう。

②円滑なコミュニケーションを目指そう。
コミュニケーションを円滑にするにもマナーは欠かせません。適切な敬語を使うことで誤解を防ぎ、相手の立場を尊重していることを示せます。報告・連絡・相談、いわゆる報連相を積極的に行うことも、情報共有の滞りをなくし、集団でのスムーズな連携につながります。

③自身の姿勢を示そう。
どんなに優れた能力を持っていても、姿勢や態度が悪ければ、周囲からの信頼や評価を得ることは困難です。結果として、あなたの持つ真の価値や能力をビジネスの場で十分に発揮できなくなってしまいます。知識やスキルの有無に関わらず、周囲から信頼されるためにも、日頃からの姿勢や態度を意識することが不可欠です。

マナーは決して絶対的なルールではありません。相手への思いやりを表現するため、そして自身のための行動でもあります。
単に複雑で目的もあいまいなルールを学ぶのではなく、相手の気持ちを考え、自分なら何ができるか、どうすれば快適に事を運べるかを想像すること。これこそが真のマナーだと考えています。

結局のところ、コミュニケーションに最も重要な要素は「相手を思いやる」ことなのです。思いやりは、単なる感情論ではありません。相手の立場、感情、知識、そして文化や背景までをも想像し、理解しようとする積極的な姿勢を意味します。私たちが発する言葉、声のトーン、表情、身振り手振り、そして沈黙の取り方まで、あらゆる要素が思いやりの表れとなり得ます。
相手の気持ちを考え、自分なら何ができるか、どうすれば快適に事を運べるかを想像すること。これこそが真のマナーであり、円滑なコミュニケーションの真髄だと考えています。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です